2018年関東地区 PICKUP GAME アーカイブ

PICKUP GAME vol.5/東京Aブロック

日の丸球場の第2試合は、元モントリオール・エクスポズのクロマティ氏が監督を務める注目のゼビオ選抜と函南クラブの対戦。

1回表、先頭のアーロンの打球がエラーを誘うと、2番・増田が左中間への痛烈なホームランを放ち、エクスポズがいきなり2点を先制する。さらにヒットで出塁した矢野を2塁に置いて、5番・立石の打球は打った瞬間それとわかるレフトオーバーのホームラン。函南クラブ先発の仲原を攻略し、エクスポズはこの回一挙4得点を挙げる。

すぐさま反撃したい函南クラブは、1番・赤川の振り抜いた打球がセンターへ。外野手が懸命に追いかけるも届かず、この打球がホームランに。意気消沈していた函南クラブナインに大いに活気を与える。さらに続く池田がサードへの内野安打で出塁するも、後続が倒れこの回は1得点に留まる。

突き放したいエクスポズは、2回に1アウト2、3塁のチャンスを作ると、3番・矢野のセンターへのタイムリーツーベースで2点を追加し、一度は函南クラブに傾きかけた流れを一気に手繰り寄せる。これでさらに勢いづいた打線は、3回にこの矢野のホームランなどで3点を追加すると、4回にも2点を挙げ11対1と大きく点差を広げる。

投げては、エクスポズ先発の延島が函南クラブ打線を翻弄。野手陣の堅実な守備にも助けられながら、安定した投球を続ける。大会規定上、時間制限で最終回となる4回裏。函南クラブは先頭の前野が意地の内野安打で出塁すると、途中からマウンドに立った西館がレフトオーバーのタイムリースリーベースを放ち、1点を返す。その後も2つの四死球で1アウト満塁とするも、見逃し三振とレフトフライに抑えられ万事休す。

エクスポズは結成間もない選抜チームながらも、チームを笑顔で鼓舞するクロマティ監督のもとで一致団結。3本のホームランを含む毎回得点で11点を挙げ、大勝で3回戦進出を決めた。

 

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